「ヨガは身体に悪い影響をもたらすと聞いたことがある。」
「ヨガを行う上で危険なことや注意点はある?」
ヨガをこれから始めようとしている方で、上記のような疑問や心配事を抱えている方は少なからずいらっしゃるでしょう。確かにやり方によっては、ヨガが身体に悪い影響を与えることはありますし、危険な面もないとは言い切れません。
一方で、正しく実践すればヨガはあなたの身体や精神に大きなメリットをもたらしてくれるものです。
今回の記事では、ヨガが身体に悪い影響をもたらす場合や、危険な練習方法をお伝えしていきます。ヨガの悪影響や危険な練習を知っておけば、安心した状態でヨガを始められるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
H2 ヨガが身体にもたらす5つの良い効果
まずは、ヨガが身体にもたらす5つの良い効果からご紹介していきます。
- 身体のゆがみを整える
- 感情のコントロール力が向上する
- 自律神経が整う
- ストレスが軽減される
- 柔軟性が増してしなやかな筋肉がつく
最近では、自宅にいながらオンラインレッスンを受講出来るクラスも充実し、、手軽に始めることが出来ることから人気がますます高くなっているようです。
良い効果1|身体のゆがみを整える
ヨガは、全身を使ってポーズを取っていきます。
そうすることで筋肉や骨、内臓を本来の位置に戻して整えてくれる効果も期待出来ます。
ヨガを続けることで、身体のゆがみを整えるだけではなく、血液の循環も良くなるので女性に嬉しい変化をもたらします。
良い効果2|感情のコントロール力が向上する
「ヨガ」という言葉には、「繋ぐ」「結ぶ」という意味合いがあります。
現代では、身体を健康にすることやダイエット効果を期待し、フィットネス感覚でヨガを始める方が多いのではないでしょうか。
しかし、本来のヨガは『精神を制御して解脱を目的とする修行法』として古代インドで行われてきたもの。ポーズだけではなく、呼吸法や瞑想法を取り入れていくことで、ネガティブな感情をコントロール出来るようになるとも言われています。
良い効果3|自律神経が整う
ヨガは基本的に、ゆったりとした複式呼吸をしながらポーズを取ります。
深い呼吸をすることで副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整えてマイナスの感情を落ち着かせてくれる効果が期待できるのです。
良い効果4|ストレスが軽減される
先ほど説明した通り、ヨガの深い呼吸は自律神経を整え、心身をリラックスさせてくれる効果があります。
身体を動かすことで心と身体がスッキリしますし、ヨガに集中することで疲れている脳をリラックスさせて、ストレスを軽減させることが出来るのです。
良い効果5|柔軟性が増してしなやかな筋肉がつく
実は身体が硬い人ほど、ヨガのメリットをたくさん体感することが出来ます。
なぜなら、ヨガの呼吸法は全身の筋肉の緊張をゆるめ、身体の柔軟性をアップさせることが出来るため、身体の硬い人ほどその効果を感じやすいからです。
綺麗なポーズをとることに意識を向けるのではなく、心地よくポーズをとることに意識を向けていくことで、より柔軟性が増していきます。
ヨガが身体にもたらす3つの悪い効果
先ほどご説明したように、ヨガは身体に良い効果をたくさんもたらしてくれます。
しかし、ヨガのやり方によっては、身体に悪い効果をもたらす場合があるので注意しましょう。
- 無理しすぎると痛みを伴う
- 身体に痛みがある場合ヨガを行って症状が悪化することがある
- ストイックにやりすぎると不健康になることがある
ヨガ初心者の方ほど、上記のような悪い効果を感じてしまうことが多いです。
その理由を詳しくご説明していきます。
悪い効果1|無理しすぎると痛みを伴う
ヨガスタジオへ通うと、ヨガ初心者もヨガ上級者も一緒になってレッスンを受講することがあります。
例えば、ヨガ上級者の方々が難易度の高いポーズを、いとも簡単に行っているのを目のあたりにすると「出来ないのがおかしいの?」「出来て当たり前なのかな?」と思ってしまうこともあるでしょう。
そういった気持ちから「自分だって出来るはず!」と無理をして、身体を痛めてしまうケースがあるのです。
悪い効果2|身体に痛みがある場合ヨガを行って症状が悪化することがある
過去に怪我をして痛めた箇所など、ヨガを行うことによって痛みが再び出始めることがあります。
特に、日常的に運動をしていなかったり、ストレッチなどをしていない方は要注意。
ヨガは身体全身でポーズをとっていくので、初心者のうちは知らず知らずのうちに伸ばしすぎたり、負担をかけすぎたりしてしまうもの。
過去に大きな怪我をしてしまった場合や、ポーズを取ると違和感を感じる箇所などは、インストラクターさんに伝えた上でヨガのポーズをとると良いでしょう。
悪い効果3|ストイックにやりすぎると不健康になることがある
ヨガを始めると、ヨガの効果に魅了されて、ストイックになりすぎてしまう方も中にはいます。
例えば、ストイックすぎるヨガを実践していることで有名なタレントの片岡鶴太郎さん。片岡鶴太郎さんは、ヨガを始めてから食事は1日1食になり、野菜やフルーツ中心の生活になったそうです。
その結果、医学的には栄養不足だと言われており、特に「食物繊維・タンパク質不足・腸内環境が良くない」という判定が出てしまいました。
ヨガは美容や健康に人気がありますが、ストイックになりすぎると不健康になる恐れがあるので、自分の身体としっかり相談しながら行っていきましょう。
ホットヨガは身体に悪いって本当?
ヨガといっても、ハタヨガ、アシュタンガヨガ、ホットヨガ、マタニティヨガなど、様々な流派やレッスン内容があります。
中でも、女性に大人気のホットヨガは身体に悪い面もあると言われています。
ホットヨガのどこにメリットがあるのだろうか。
むしろ身体に悪いことしかないように感じるけど?
温度の高い部屋で汗をかき水素水補給。
そこがおかしい!
本来身体を冷やすために汗をかくのに、汗をかいても身体は冷えないホットヨガ— みのんちょ (@minoncho) November 13, 2019
ホットヨガが身体に悪いと言われている原因と危険性をまとめたので、ホットヨガを始めようか悩んでいる方は参考にして下さい。
ホットヨガの危険性について
ホットヨガは、室温39度前後、湿度55~65%の中で行われます。
たくさんの汗をかくのでダイエット効果が高く、柔軟性も高まることで非常に人気がありますが、やりすぎてしまうと身体への負担がかかってしまうので要注意。
https://twitter.com/takuyasensei/status/1146627411145977856
ホットヨガが危険だと言われる理由は、主に下記の4つになります。
- 水分不足が原因で脱水症状になる
- 暑さが原因で熱中症になる
- 内臓に負担がかかる
- 自律神経が乱れる
危険性1|水分不足が原因で脱水症状になる
ホットヨガで、水分を補給できずに、脱水症状になることは珍しくありません。
なぜなら、レッスン中に大量の汗をかきますが、レッスンは止まることなく進んでいくので、初心者の場合は水分を補給するタイミングを逃してしまいがち。
こまめに短い休憩はありますが、呼吸を整えたり、身体を休めたりしていると、あっという間にレッスンが再開してしまいます。
解決策としては、始めのうちはヨガ初心者のクラスにだけに参加すると、余裕を持ってポーズを取ったり呼吸をすることが出来ます。
そしてホットヨガの暑さになれるまでは、レッスンについていけなくても良いので、水分を取ることを忘れないようにしていきましょう。
危険性2|暑さが原因で熱中症になる
ホットヨガが行われるレッスン環境は、熱中症予防指針では危険に相当すると言われています。
通常、39度前後の環境では激しい運動をしない方が良いと言われていますが、ホットヨガが行われる部屋は39度前後。
水分もとらずにレッスンに夢中になりすぎると、熱中症になる恐れが高くなるので無理しすぎないことが大切です。
危険性3|内臓に負担がかかる
ホットヨガは、大量の汗をかくのでこまめに水分を補給する必要があります。
しかし、大量の水分を一気にとってしまうと、内臓に負担がかかってしまう場合があるので要注意。
その上、急激に体温が上がるような環境でヨガを行うため、心拍数もあがり多少なりとも心臓への負担がかかってしまうのです。
普段から運動をしている方ならば影響は小さくて済みますが、普段から運動もせずにいきなりホットヨガをすると、心臓や肝臓に負担がかかるリスクは高くなります。
危険性4|自律神経が乱れる
ホットヨガは、常温で行われるヨガと違って、呼吸がしづらいというデメリットがあります。
常温のヨガでは、深くゆったりとした呼吸でポーズをとれるので、自律神経が整うことで身体に良い影響をもたらします。
しかし、ホットヨガは高温多湿の環境で行われるため、呼吸がしづらくなるのです。特に初心者の場合は、呼吸よりもポーズに意識がいきやすいので、無意識のうちに呼吸を止めてポーズを行ってしまうこともあるでしょう。
正しい呼吸が出来ずにホットヨガを続けると、交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れる原因となってしまうのです。
ヨガを安全に行うための3つの解決策
ここまでは、ヨガが身体に及ぼす悪い影響や危険性について説明してきましたが、ヨガを恐れる必要はありません。
初心者の場合は特に、下記の3つの解決策を意識してヨガから悪影響を受けないようにしていきましょう。
- 自分の身体としっかり向き合って行う
- 人と比べず自分だけに意識を向けて行う
- 日々の生活を整えることから始めよう
解決策1|自分の身体としっかり向き合って行う
常温のヨガでも、ホットヨガでも、自分の身体と向き合うことがなによりも大切です。
例えば、体調が悪ければ無理をせず、身体で痛い部分があれば伸ばしすぎない。
これらは当たり前のことですが、ヨガにハマるとどんどん上達していきたい気持ちが増して、無理をしてしまうこともあるでしょう。しかし、自分自身の内面をみつめ、自分自身のことを知るのもヨガの練習の一つ。
自分の状態を理解した上で、ヨガの練習をすすめていきましょう。
解決策2|人と比べず自分だけに意識を向けて行う
ヨガの上級者になると、身体がとても柔らかかったり、難易度の高いポーズを取れるようになる方もいます。
逆に、いくら頑張っても身体の特徴や体質のせいで、なかなか出来ないポーズもあるでしょう。
しかし、ヨガは決して他人と比べるものではなく、自分自身をみつめる健康法です。
出来ないことに意識を向けるよりも、『今この瞬間』に意識を向ける方が、結果的にヨガの恩恵をより多く受け取ることが出来るでしょう。
解決策3|日々の生活を整えることから始めよう
ヨガを行う際には、日常の生活を整えていくことも非常に重要です。
例えば、睡眠不足のままヨガのレッスンを受講しても効果は十分に得られませんし、ご飯を食べ過ぎたり、食べなさ過ぎても身体を気持ちよく動かすことが出来ません。
とはいえ、ヨガを続けていくと、自然に質の良い睡眠をとれるようになったり、新鮮で栄養価の高い食事を好むようになる方は多いでしょう。
まとめ:ヨガ初心者は自宅でできるオンラインヨガから始めてみよう
ヨガが身体に悪いと言われる理由や、原因・危険性をご紹介しましたが、やり方を間違えなければ、ヨガは非常に魅力的な健康法であると言えます。
しかし、初心者のうちはポーズを取ることに一生懸命になってしまい、呼吸を止めてしまいがち。
ホットヨガスタジオですと、暑さが原因で呼吸を深く出来なかったり、周りの生徒さんと自分を比べてしまうデメリットがあります。ですからヨガ初心者の方には、自宅でゆったりと出来るオンラインヨガがおすすめです。
自宅ならば自分の体調に合わせて窓をあけたり、お部屋の温度を自分で調節出来るので、身体に負担がかかりません。
オンラインヨガでポーズや呼吸を深められるようになってから、ホットヨガに挑戦すると、余裕を持って受講することが出来るでしょう。
初回お試し価格で始められるオンラインヨガもあるので、まずはヨガに慣れるためにも体験レッスンを受講してみましょう。